カントリーロードという歌が好きだ
原曲ではなく耳をすませばの方
あの曲は故郷への別れや自立、旅立ちの歌であると思われるが、私の解釈は少し違った
今ここではないどこか遠い場所に自分があるべき場所があるのではないかという望み
それがカントリーロードなのだ
私はこの曲を聴くと居場所がない人間が枠組みの外に自分のあるべき場所を求めている姿を考えてしまう
物理的に本当に自分があるべき土地がどこかにあるんじゃないかとも思う
しかし現実的な話をすると私のあるべき場所は主体的にも客体的にもここである
どこか遠いところに感じる望郷は結局のところただの妄言で、明日も明後日も私のあるべき場所はここである
ああ帰りたい帰れないカントリーロード