年の瀬を感じる瞬間とは何か
肌に触れる空気の湿度、温度か
肺に入る空気の香りか、白ばむ息か
空に映る星の遷移か、人々の往来か
私にとってそれはニンテンドーのNintendo Switch 2023だった。
年末になるとニンテンドーのホームページでは今年1年間プレイしたゲームの記録を教えてくれるページが開かれる。
それを見て1年の精算をするのが私の慣わしになりつつある。
今年も有意義な1年であったであろう。
ええ…
という感じで、自分のプレイしたゲームの記録を見返して、なんか雑感を書くという感じです。今年はだいたい2000時間くらいプレイしていて、30本くらいゲームしてたみたいです。
全部書く体力は無いので、テキトーにいくつか
ポケモンユナイト
まじ????
私のブログのポケモンユナイト記事はほぼ愚痴にも関わらず、このゲームが1位を戴冠したことはショックでした。
最近はマスカーニャという玩具であそんでおります。
13以降の強さは無類だなと思う一方で、12までのパワーの足りなさが目立つ。色々な意味で物珍しいポケモンに仕上がっているので、はしゃぐ分には申し分ない性能だなと思う。
逃げ性能はトップクラスに強く12までは硬派なアサシンという感じだが、13のくさわけ+をどれだけ重要視するかによって評価がブレるキャラだと思う。
いわゆるマクロとかいうのを気にする人はマスカーニャを弱く思う。逆にこのゲームはレックウザ戦で踊ればいいと思っている人には強く映るだろう。
まさに掴みどころのないトリックスター。
面白い。
はい、これでいつのもブログが完成と。
最早、惰性の象徴である。
このゲームを未だにやっていることも、強くなる目標も無く何もする気が起きないことも、セフィロスにその場上がりを見られているのにその場上がりすることも、カズヤの最風に当たっとくのも。
停滞して停滞に停滞して、辟易する。
気分展開にスマブラの記事の1つでも書いたら何か進むだろうか。
テラリア
あんまりやった記憶がないのだが、意外とやっていた…らしい。
テラリアがやりたくなって購入して、友人にお願いしてテラリア一緒に初めてもらったという、そんな経緯がある。
サンドボックスで2Dでアクションなゲーム。
マインクラフトより戦闘を重視していて…説明なんて要らないか。
クリスタルストームという武器が好きだった。攻撃方法がどう見ても射精なので見た目がオワっているのだが、エイムが要らないというメリットもある。テラブレードまでの間とても貢献してくれた。
1番好きな武器は友人が装備していたテラプリズマ。厨二過ぎて格好いい。性能もさることながら待機時に光の剣が翼のようになっているのも厨二過ぎる。私はクリスタルストームなのに。
ホーボータフライフ
私がホームレスになった時のことを想定して、今から訓練しようという謎の理由で友人らと始めたゲーム。
ジャンルはなんだろう、シュミレーションか。
ホームレスになって越冬するというゲーム。
ストーリーもあるのだが正直そっちはあまり関心が向かなかった。とにかく、どれだけ惨めにゴミを漁り物乞いをしてチンピラに全財産をパクられるかという、ホームレスのロールプレイが面白かった。
事あるごとに要求されるミニゲームのしょうもなさは必見。むしろ、あそこまで清々しいミニゲームしかないのが味わい深い。このゲームをしてから、他のゲームをプレイしているときに、ホーボータフライフ式ミニゲームでこのイベントが終了するとしてどちらが面白いかということをしばしば考えるようになった。
Rabi-Ribi
2Dアクションゲーム。メトロイドヴァニアとも言われているらしい。
このゲームは最早、ボスラッシュを気が向いた時にするくらいなのだが、チリが積もって50時間くらいやっていたらしい。怖い。
このゲームはとにかく硬派。プレイヤーに妥協の予知をあまり残しておらず、純粋にアクションの精度と攻略が求められている。
また探索を重視しているのか、ストーリーの明確な攻略順が存在していないのもこのゲーム特徴の一つだろう。
果てはシーケンスブレイクや急に壁抜けしてどこかへブッ飛んだりなど自由奔放。戦闘面は硬派であるが、ゲーム自体はプレイヤーの個性が出しやすい。柔軟なゲームである。
2Dアクションゲームに興味がある方は触れてみることをお勧めする。
噛めば噛むほど味が出るゲーム。
ラビリビの欠点は2Dアクションゲームに興味が無い段階で、このゲームの勝負できる点が終了するくらいか。
私は何十周も周回してしまったため脳がうさぎに侵食され、このゲームのストーリーで泣き喜ぶことができるが、初見時に同じリアクションは取れなかっただろう。
なので、ストーリーが面白いからおすすめ!のように沼に嵌めたい人間を甘言で陥れることができない。あくまでアクションに興味がある人間を嵌めることができるだけだと思う。
つくづく硬派なゲームである。
2Dアクションに興味がある方は一歩前へ。
深淵を覗かなければ深淵が覗くこともないが。
ポケモン スカーレット
DLC発売したのでぼちぼちプレイ中。
DLCのストーリーは無味無臭というか、恐ろしいほど興味が惹かれなかったので特に感想は無い。
ポケモンを捕まえて、図鑑が埋まるというのがシンプルに面白い。
なぜここまで熱量の無い文章を書いておいてSVを書かないという選択肢を用意しないのかと言うとポケモンユナイトに負けてるみたいで嫌いだから。
対戦もあんまり興味無いが、ダブルバトルはそれにしても何も知識がなさ過ぎたなと思う。最初のプラスルとマイナンで全滅したし。
うおおおお!!!!!!
私のゲームの原点。
そのゲームがリメイクだって!?!?
ブログに書かなかったのは、何を書いても野暮ったいというのはかっこよすぎるか。
私の力量不足で、マリオRPGリメイクで得たものを文字で表現できなかっただけである。
15年ぶりくらいにやったのだが、面白い。
信じられないくらい面白い
とにかく面白い
面白い
EDを見ていると子どもの頃の記憶が浮かぶ。
ジーノとの別れのシーン。
当時の私の胸は悲しさで埋まっていた。
しかし、今になって思うと別にジーノと永遠に会えないわけではない。EDのパレードを見ればわかるが、ジーノがみんなと会いたいと思えばすぐに会えるような、そんな距離感だろう。
なぜ、ジーノとの別れはあれほど悲しいのか…。
画面の中のジーノがENDの最後の文字を埋めた時、私はその答えがわかった気がする。
そうか、ジーノとの冒険は終わったのだ。
そしてそれはこのゲームの終わりでもある。
子どもの頃の私はきっと、もっとこのゲームで遊んでいたかったのだろうな。
10年以上経ってからその願いは成就した。
フォー・ザ・キング
ヒューマン・フォール・フラットを作ってるところが作ったゲームと書いた方がわかりやすいだろうか。
ストーリーモードはテンポが悪いので、地下室の謎というモードを中心に遊んでいた。
ローグライク特有の理不尽な死が満ち溢れ、上振れという概念はまるでない。攻略するというより、死神からどこまで逃げ続けられるのかというテイストなゲームだった。
難易度も言葉に偽りなしという感じで、ハードモードは本当にハード。ノーマルもこのゲームを始めた人間にとっては信じ難いほど難しい。
素直にイージーからステップアップを求められるという、日本特有の文化の枠組みに縛られないゲームスタイルは、奇妙なカルチャーショックを与えてくれること間違いない。
少しだけ攻略の話をすることにする。
強キャラは間違いなく狩人。
ダメージ交換をどれだけやり過ごせるのかが重要なこのゲームにおいて、完全回避は数少ない上振れ要素。
スピードも全キャラトップなので敵の行動より先に動いて倒すという鉄板が通しやすい。
私は吟遊詩人がお気に入りだ。
全キャラ中最高の才能を持ち、金策効率も全キャラトップ。スピードもそこそこ高いのも悪くない。白のリュートさえ手に入ればヒーラーとして神の吐息の消費数を節約できる。
金策は正直ゴブリンがやる気なさ過ぎてどうでも良くなるし、泥棒に全財産パクられてめちゃくちゃつまんなくなるのだが、お金は終盤足りなくなりすぎるのでなんだかんだ役に立つ。
戦闘面は序盤の処理能力が高いラッパ銃が強い。中盤終盤はデバフで遅延したり、2回行動で頑張ったり、とにかく仕事はある…はずだ。
ポケモン シャイニングパール
これも特に書くことないのだが、これを無視するとこのゲームがポケモンユナイトより面白くないみたいで嫌なので書くことにする。
なんだかんだ面白い。
良くも悪くもDSのまんま過ぎる。
ポケッチが死んでたり、壁にぶつかるたびに硬直するので自転車が死んでたり、連れ歩きのポケモンが歩く気なかったりしたが、子どもの頃にやったポケモンができるという嬉しさはあった。
BDSPがどんなゲームだったらよかったのか具体的に思いつかないしこれでよかった気もする。
BDSPを見てなお今BWリメイクを求めている人は、イルカ開発のBWを求めているんだろうか?
スイカゲーム
流行りに便乗してプレイ。
スコア3000で自己満足してそれっきりのゲーム
シンプルながら中毒性が高く、最初の2、3時間は夢中でやってしまった気がする。
当時、何かに夢中になってゲームをするということがあまりできず、なんて自分はつまらない人間なんだろうと傷心していた。
シンプルがゆえに原初の面白さに満ちたこのゲームは私の心を慰撫してくれた気がする。
実際、のほほんとしたBGMやフルーツの表情、ゲーム性は焦りをプレイヤーに与えないので、スマホでなんか面白いことないか探しながら片手間でプレイしていたような気がする。
Sea of Stars
クロノ・トリガーとかマリオRPGとか、そういう懐かしさを感じるようなゲーム。
ストーリーは正直よくわからなかった。
アクションは結構シビアだが、敵が強すぎて全滅する…ということはないくらいの塩梅。
ダンジョンの仕掛けやパズルも面白いし、戦闘はアクションが必要ということで集中しなければいけないし、総じて結構面白かった印象だが、やり込むようなモチベが出なかったのも確かである。
まあ、だからこそゲームに夢中になれないことにショックを受けたのだが。この後、スイカゲームと出会うことになる。
1990年風のゲームがしたい人はどうぞ。
積極的におすすめしたいわけではないが、面白くないというのは全面的に嘘なので。
ロックマンエグゼ アドコレ
これ子どもの頃やってたってまじ?????
おつかいしんど過ぎる。
子どもの頃、毎日が相当面白かっただろうな。
ロックマンエグゼ夢中でやってたならなんだって夢中になれるだろ。
そんな気持ちでプレイしていたが、今なら別の感想も書ける。
やっぱり、ロックマンエグゼは面白い。
フォルダといいスタイルチェンジやソウル、クロスのシステム、ナビカス、どれもプレイヤーの個性が存分に発揮される。
3×3のバトルフィールドはGBAの小さな画面と悪辣な十字キーやボタンと噛み合っていたし、その小さな世界であれだけの多彩なチップとアクションができるのは素晴らしいと思う。チップはシンプルな上位互換の連続で物足りなさがあるように見えて、コードによって完全上位互換にしないというささやかな創意工夫も非常に戦略性を生んでおり、ロックマンエグゼを名作たらしめた面白さの屋台骨はいたるところに見られる。
バスター100倍モードはテンポが良くなる反面、ロックマンエグゼの真骨頂である戦闘をプレイヤーから遠ざけてしまうため、難しいシステムだなと感じる。ロックマンエグゼというよりGBAというハードの悪い部分をそのままプレイヤーに曝け出してしまうと言った方が正確なような気もする。
同じように遊べなくとも、当時の輝かしい感性を慮って、苦い顔をすることを喜ばしく思えるようになりたいものだ。
Don't Starve Together
サンドボックス系のゲーム。
汚いマインクラフトという方がわかりやすいか
感想というほどの言葉は出せない。
このゲームのプレイ時間は相当少ないからだ。
しかしながら、このゲームにおける発狂していく人間の描写と、それをゲームシステムに落とし込む手法はそれを経験したことがあるのだなと考えさせる内容となっている。
闇にあるはずのない恐怖を想像し、それが現実を侵蝕していく様、それが進行するに連れて実存在すら怪物へ変わり果てていく様子は息を呑むようだった。
まあ、このゲームの世界には実際に化け物が存在するので、正気と狂気が曖昧になっていく感覚が程々で抑えられてしまうのだが。
一度でも現実が崩壊したことのある人間の方はプレイしてみると既視感を感じる作品になっているだろう。
あとは、まあ、各々で遊んでみてください。
私は20時間くらいしかプレイしてないのでなんとも。
Tevi
うさぎ2開幕
上記したラビリビの開発が作った正統後継者である。
全てがラビリビのボリュームを超えており、アクション初心者にもおすすめできる優しさもあり、BGM、世界観、アクション、全てが面白い。
全てにおいてボリュームアップしているのにラビリビにはラビリビの面白さがあったなと感じさせるラビリビの怪作振りも含めて、このゲームをする前にラビリビのプレイもすることをおすすめする。
とにかく、私にはこのゲームの正当な評価が不可能である。このゲームはラビリビをプレイしていれば、問答無用で好きなるファンサービスに満ちているからである。
ライト層におすすめできるというのがとにかく素晴らしい作品。私は集中力に全く自信がないのでアクションゲームは苦手なのだが、そんな私でも楽しくプレイできるくらいにライトな仕上がりになっている。
物語が進むにつれてアクションが増える=プレイヤーの選択肢が広がるだけでなく、今作は明確に敵と主人公のステータスに差が開くようになるため、探索の楽しさとその報酬が実感しやすくなっている。
ストーリーは、すごいと思う。
なんか、すごいとしか書けないな。
来年くらいに時効が来たらTeviの記事を書くつもりだが、その時に書けたらいいなと思う。
ラビリビを事前にプレイしておくと衝撃を受けるかもしれない。
まあ、ラビリビにしろテビにしろ新規を沼に嵌める際に、ストーリーが面白いからおすすめ!という甘言を使えないのは変わりないので、そういう意味ではテビのストーリーはこのゲームにおける衝撃的なポイントではないのだが、ラビリビをやっていると衝撃的だろう。
このゲームは誰におすすめできるか?全人類だ。2Dアクションに興味のある人間かUPRPRCならチェックするしかない。
以上2023年ピックアップ。