もうねなさい

ゲームとか大好きです稀に現実のことも

ポケモンユナイト 黒い眼差しアンチの俺が考える黒い眼差信者の頬をビンタする方法 俺は右の頬を差し出す

 

 

黒眼=エレキネット説

 

「ツトムくん。今日もポケモンユナイトをしているのかな?熱心ですね。」

ツトムと呼ばれた少年は、黒い眼差しのドームを模した球体の内部で、ポケモンユナイトをしていました。

ツトムくんはポケモンユナイトでみんなと遊ぶのが大好きな少しやんちゃな少年です。最近はブラッキーというポケモンを使うことにハマっています。

「ああ、ダイゴか?少し待ってくれよ。黒い眼差し教の、礼拝の時間なんだ。」

ダイゴくんは、ポケモンユナイトが大好きな、おとなしい少年です。今日は遊ぶ約束があったようです。

 

ツトムの画面では、相手を黒い眼差しで捕まえて、ドームの周りでシャゲダンしています。

この礼拝作法は、日に3回行われています。

黒い眼差し教は、ブラッキーの黒い眼差しを崇高なものとして考えており、信者は味方の編成がなんであれ金ブラッキーを出して黒い眼差しをする教義を持つ宗教でした。

ツトムは、黒い眼差し教に入信したようです。

ダイゴはそんなツトムを見て、ポケモンユナイト友だちとして、助けたいと思っています。

 

「待たせたなダイゴ。一緒にユナイトしようぜ。」

ダイゴは静かに光りました。

「始めましょう。」

 

「ツトムは何のポケモンを使うんですか?」

ダイゴは鼻で笑います。

「俺はブラッキーだよ。黒い眼差しは最強なんだから。」

その言葉を聴いた瞬間、ダイゴが激しく輝きました。

「眩しい…ッッ」

ツトムは眩しかったので、目を細めました。

光の中からダイゴは優しく喋ります。

「黒い眼差しは強くありませんよ。」

ツトムはダイゴの方へ目を向けたいのですが、眩しいので、視点をダイゴの方へ動かせません。

「ダイゴ…ッ、クッ…編成の…時間が………」

ツトムの声は、ダイゴに届きませんでした。

 

「黒い眼差しは強くはありませんよ。」

光の中で、ツトムはその声に返事をします。

「黒い眼差しは強い。俺はそう信じている。ダイゴ。お前も使えばわかる。ブラッキーの黒い眼差しを。強えんだ、ありゃあ。だって、強いから。俺も主教様から教えてもらったんだ。」

ツトムは黒い眼差し教に入信して良かったと思いました。

「へへ…俺、みんなの、一緒にユナイトしてくれるお前のために、黒い眼差し教に入ったんだ。もう、足は引っ張らねえ。」

ツトムはブラッキーを選ぶつもりです。

「ダイゴ。お前は何のポケモンを選ぶ。見えないが、多分編成決める時間も少ねえぞ。」

 

光の中からダイゴの声がします。

「ツトム。どうしても、ブラッキーで黒い眼差しを使おうと言うのですね。」

ダイゴはユナイト友達のツトムに気遣いながら言葉を選んでいきます。

「ツトム…黒い眼差しは…エレキネットなのですよ。」

ツトムは少し狼狽えました。

「バカな…。黒い眼差しが、クソザコ電気ネズミの初期技と同じだと…?ありえねえ…!」

しばらく考えると、ツトムはエレキネットと黒い眼差しが類型の技だということに気がつきました。

「だがよ、ダイゴ。オメエ…大事なことを忘れてるんじゃねえのか。ピカチュウのエレキネットは普通に強い。」

ツトムはピカチュウのエレキネットは強いことを思い出しました。そして、それはブラッキーの黒い眼差しも強いと言うことになります。

ツトムは自信を取り戻しました。

 

「いいえ…エレキネットは弱いですよ?

ダイゴは光の中心から優しく語りかけます。

「考えても見てください。ツトム。あなたはこれまでユナイトをしてきて、一度でも序盤のピカチュウが強いと感じたことがありましたか?せいぜい、猛攻ダンベルを諦める程度の脅威だ。黒い眼差しが最強の技なら、ピカチュウはその黒い眼差しを最序盤から使える真の壊れポケモンであると言わざるを得ません。しかし、実際のピカチュウの評価は芳しくない。これは黒い眼差しが試合を動かすことができない何よりの証拠ではありませんか?」

ツトムは黒い眼差しが否定されたので、悔しいと思いました。

「技は類型かもしれない。だが、ピカチュウブラッキーではステータスが違う。残りの技も覚えられるタイミングも違う。比較できる条件になってねんだよ…。そもそも、序盤のピカチュウのエレキネット普通に強いだろ…。」

そう聞くと、ダイゴの輝きは増しました。

 

光が収まると、そこには正気に戻ったツトムがいました。

ツトムは放置扱いで負けになった画面を見て、悲しい気持ちになりました。

「ユナイト、負けちゃってるな。」

ダイゴはツトムに気にしないよう声をかけました。

「黒い眼差しブラッキーは弱いからね。この試合はしょうがなかったよ。そんなことより、黒い眼差し教からイカサマバクア教に鞍替えした方がいいですよ。」

 

ツトムがイカサマバクア教に鞍替えしようとしたその時、暗黒の瘴気がツトムを囲いました。

囲まれたツトムは怯えてしまいます。

「コレってまさか…黒い眼差し…?」

ツトムの周囲を漂う暗黒の瘴気が集まると、邪悪なる主教になりました。

「ツトム…黒い眼差し教に疑念が生じたか?」

主教がツトムを睨むので、ツトムは怖くなりました。

「主教様…。いえ、とんでもありません。黒い眼差しの強さは唯一無二です。」

それを聞いたダイゴは激昂します。

「ツトム。先程言ったでしょう。黒い眼差しは強くありませんよ。」

ダイゴ懸命な説得にもツトムは改宗しません。

 

そんな様子をみた主教は邪悪な笑い声をあげました。

「ダイゴよ…。もはや正しさは関係ない。ツトムはもうにげられない。この子には仲間として受け入れられた組織を裏切ることができぬ良心がある。その良心がツトムを閉じ込めてしまうのだ。」

ダイゴは人の心を利用して黒い眼差しを展開する組織のやり方に驚愕しました。

「ツトムはこの先ポケモンユナイトで黒眼ブラッキーしか使えない…。そんな人とデュオするのは息苦しい!主教よ!私とユナイトでバトルだ!私が勝てばツトムは解放してもらう!」

スマホを構えるダイゴに応えるように、主教は5人に分裂し、プロコンを手に取りました。

「「「「「愚かな…我ら黒い眼差しブラッキー5人のパーフェクト編成に勝てるものか。黒い眼差しアンチを潰し、世界を真実に近づけん。」」」」」

ダイゴと主教のたたかいがはじまりました。