もうねなさい

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日記 メジャーWii 投げろジャイロボールクリア

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あの有名なメジャー3傑の一つ

たまたまハードオフで300円くらいだったので買った

良くも悪くも教科書通りのクソゲーという感じ

操作は単調を極めていて非常に退屈

意味不明なストーリー(端折り過ぎが原因だが)

チープな見た目

など、このゲームに関わろうとするだけで必ず(ガチつまんね〜…)という感情が湧いてくる

 

仮にこのゲームの価値が「つまらない」ことにあるのだとしたら、最大限味わいたい人は磔にしてもらって、首を固定して投げろジャイロボール以外何もできないような環境でプレイすることを強くお勧めする。

 

上記した通り、投げろジャイロボールはクソゲーとして認められる要素を十分に持っているカスのエリートなわけだが、それらはこのゲームを語る上でほとんど話題に上げられないほどちっぽけな要素だ。

投げろジャイロボール最大の特徴にして、このゲームがカス呼ばわりされる要因はなんといっても野球のテンポの悪さにあるだろう。

 

まずはこのゲームのメインと言っても過言ではない投球時の動きから見てみよう。

投球時の主な流れ: 
投げるコースを十字ボタンで選択→投球デモがやたらスローで流れる→画面右上のメーターにタイミングを合わせてリモコンを振るミニゲーム→ 流れてくるボールのアイコンにタイミングを合わせてリモコンを振るミニゲーム→ストライクorボールの判定。

 

信じられないほど長い。爽快感など無い。

 

このゲーム、投手は始めにストライクゾーンを9つに分割したコースの内一つを選択し、打者もそのうち一つを選ぶ。

両者が選択したコースが一致すると長打になったりするらしい雰囲気はひしひしと感じるのだが、正直なところこの操作に意味が無い

後述する守備が原因で、バットに当てればヒットにも長打にもなるし、アウトになる時はアウトになる。

コースが一致してなくともバットを振るミニゲーム次第で普通に当たるのでますます意味無い。

 

コースを選んだ後はこれまた驚嘆するほど長い投球のモーションが流れる。あり得ないだろ…と実際に口から溢れるほど長い。

ゲーム的にはこのとんでもない投球デモの間に変化球を投げるか投げないかの選択をすることができるのだが、変化球を投げる選択をしたことは相手にも伝わる。

カーブを投げる時はカーブを投げることが相手に伝わるし、投げるのがバレたら打撃側は手首を動かすタイミングをカーブを打つ時のそれにすればいいだけ。

じゃあ意味無いじゃん

 

投球のモーション中に謎のミニゲームが始まるのだが、ここは実は癒しポイントで、時々ピッチャーが迫真の声で「うおおおおおお!!!」みたいな声を出すので面白いです。なんか、1人だけ盛り上がってて。

ゲージをMAXにして投げるとほぼ確実に相手からストライクを取れるので、膨大な時間を消費してストライクを取るか、リスクはあるものの打たせて少しでもこのゲームをプレイする時間を減らせるかの駆け引きもできます。

 

最後に打撃側がバットを振るミニゲーム様子を見させられる

これは逆に自分が打撃側の場合、上記した投手側全ての動作を見させられてから打撃が始まる。

なんでやねん。

せめてCPUの操作くらい端折った演出だけにしてくれよ。

 

バットに当たればこれまた信じられない時間をかけて守備のミニゲームが始まったりする

当たらなければ迫真の3カメラによる三振の様子を見せつけたりする演出が入る。あとツッコミする気も出ないようなカットインの演出が出る。

どちらにせよプレイヤーの時間を奪うことを徹底しておりこの辺は流石だなという感じだ。

 

守備について

バットにボールが当たった後このゲームは守備フェーズに移行する。

守備フェーズでは非常に高い確率でボールがイレギュラーバウンドしたりダイビングキャッチをしなければならない場面になったりする。

どんだけ整備サボってたんだよくらいイレギュラーバウンドするし、そのふざけたミニゲームの結果ランナーが出たり、ゲームオーバーになったり、このクソ長い投球→守備をもう一度やらされたりなどとにかくしんどい。

そういうわけで、投手側はいくらコースを選ぼうが変化球を投げようが、バットに当たってしまったのならどうなるかわからない。実際のところどうなのか不明だが、投手側の操作の大部分が無意味だと思えて仕方ない。

ついでに自分が打撃側でもしっかりとCPUの守備のミニゲームは見ることになるので、ここでも異常に時間を取られる。

ストーリーモードはこのしんどい作業がひたすら続く。

 

追記

ストーリーモードではほぼ発生しなかったのだが、取扱説明書を見る限り、対戦モードでは俺もまだ見たこと無い様々なアクションが要求されるらしい。これ以上時間かかるのかよ。

ちなみにこれまたストーリーモードでは一度も発生しなかったのだが、エラーをした時にカバーアクションと呼ばれるエラーのリカバリーができるアクションが発生するらしい。これ以上時間かかるのかよ。ていうか守備のミニゲームの意味無いじゃん。

 

 

総評

300円+「KOTYノミネート作品」という2つの価値があってようやく…というゲーム。

当時7200円出して事前情報無しでこのゲームをやった狂人には敬礼しかない。

Amazonレビューに英才教育を受けさせられてる子どもがいるのだが、彼の現在がどうなっているのか気になるばかりである。

ストーリーモードでも正直キツかったが、本番はどうやら対戦モードらしい。全く面白くなさそうなのでやる気は無いが、もし謎の組織が現れて、私の身体を縛り付けて首を固定して投げろジャイロボールの対戦モード以外何もできない状況になればやるかもしれない。